
ハイブリッドディーゼルカーのHB-E300系リゾートあすなろ(右)と701系(左)
あけぼのの写真を何枚か

客車側ヘッドマーク

EF81電気機関車と客車の連結部

側面幕

青森ベイブリッジを背景に、EF81牽引の寝台特急あけぼのとE751系特急つがる。

ホーム頭上の乗車位置案内

あけぼのには、日本海と違って二階建て車両のB寝台個室「ソロ」があります。

こちらも、日本海にはないA寝台個室の「シングルデラックス」。
窓の奥に木目のドアが見えると思います。

最後尾の電源車
この後あけぼのは上野に向けて発車して行きました。
いずれ乗りたいですね。というか、日本海無き今(2012年9月現在)となっては、青森に在来線の寝台特急だけで行こうとするとあけぼのしか無いわけですが。

男鹿線カラーのキハ40
これって五能線のものと共通運用だからここに居るってことなんですかね?

E751系特急つがる

JR北海道から乗り入れてくる789系特急スーパー白鳥

789系がもう一本到着
写真を撮りながらぶらぶらしていると、北海道から富山の万葉線を撮影に行くために日本海に乗るという初老の男性と、長野から日本海に乗りに来られた同年代の男性に話しかけられたので、しばし鉄道談義に花を咲かせることに。
お二人とも、僕なんかより全然詳しいので、いろいろ面白いお話が聞けて楽しかったですw
名刺作っておけばこういうときに渡せたのになぁ…って思いました。

そんなことをしてるうちに、DE10ディーゼル機関車が日本海用の客車を牽引してやってきました。
客車列車は片方にしか運転台となる機関車が付いていないので、駅までバックで持ってくるわけにもいかず(一部なんとかなる方法もありますが)、こうやって専用の機関車が後ろ向きに引っ張ってやってきます。

跨線橋の上から701系と並ぶEF81牽引の日本海を。

青森19:31発 4002 EF81+24系 寝台特急日本海 大阪行き
青色にライトアップされた青森ベイブリッジを背景に。

側面幕

EF81電気機関車と客車の連結部(その2)
JR西日本所属のEF81は、さきほどあけぼのを牽引していたJR東日本所属のEF81より淡い色をしています。一般的にローズピンクと呼ばれています。

今回乗車するのは機関車のすぐ後に連結されるB寝台車。

オハネフ24 10
オ=客車は、コ・ホ・ナ・オ・ス・マ・カの文字順に重さを表記する。オは大型のオで、35トン前後の客車を区分した表記。
ハ=イ・ロ・ハの順で一等車・二等車・三等車と数えたとき、廃止された一等車に次に豪華なのが二等車で、現在のグリーン車とA寝台車のこと。三等車が現在の普通車とB寝台車。
ネ=寝=寝台車のこと。
フ=ブ=車掌が扱うことのできるブレーキが付いた客車のこと。
上記の特徴を持ったオハネフ24の10番目に製造されたもの。
毎回長ったらしいウンチクを書いてますが、お許しを。

非常用設備等を一箇所にまとめた車端部。

車内のプレート
B寝台は二段式の寝台が向かい合わせになった開放式B寝台です。
解説:
トレたび 鉄道遺産を訪ねて vol.12自分の寝台へ行くと、向かいの寝台にはサラリーマン、その周りと自分の寝台にはその奥さんとお子さん達がいてワイワイムード。。あれ…寝台間違えたかな(汗)
間違ってはいないし、かと言って追い出すわけにもいかないので荷物だけ隅っこに置いて、車内をブラブラして様子見。
列車発車時間が近づいてくると、奥さんとお子さん達は降りていかれました。
どうやら、単身赴任か出張のために日本海に乗るお父さんをギリギリまで車内でお見送りされていたようです。
自分の寝台の上と向かい上下を家族連れが囲んだところで寝るのかなと思っていたので、ほっと一安心…w
お父さんが「すいません、騒がしくって」と一言かけてくださいました。いえいえ、お互い様です。
これも寝台列車ならではですね。実際、家族四人でB寝台を取る人も居ますし。
嫌な人はB寝台なら車端部を取れば、壁と向かい合わせになるので上か下だけに他人が居る状態になりますし、あるいはA寝台を取ってしまえばいいわけです。

定刻どおり青森駅を出発。雪の予報もなく、運休の心配はなさそう。

夕食は青森駅で購入した八戸名物せんべい汁弁当!1000円。
時間があれば八戸で本物を食べたかったところですが、今回はこれで。

せんべいを割り入れて、具を入れて底の発熱剤を使って加熱。数分で熱々のお鍋に。

ある程度具が減ったら、付属のごはんを投入。雑炊にできます。
参考:
ロケットニュース24 八戸名物の駅弁がユニークで美味しい! 東北新幹線で『せんべい汁弁当』を食べてみた
もう一個、津軽の笹寿司。800円。

サーモン3つと鯛が2つ。
どちらの駅弁もウマウマでした!特にせんべい汁弁当は一見?一食の価値あり。

B寝台はこんな感じ。用意してあるシーツを敷くとベッドに。
羽後本荘あたりまでは起きていましたが、それ以降の記憶がなく…おやすみなさい。。
余計なおまけ
乗車してすぐに隣の寝台ブースでサラリーマン3人組が騒がしく酒盛りを始めました。
後輩らしき2人はそのブースの片側を上下で取っていて、先輩格らしき1人は別のブースの下段を取っていたようです。
先輩格が後輩2人のいるブースの向かい側の下段に座って、酒盛りに誘ったような感じでした。
通りかかった車掌さんは「そこ(向かい側の下段)は別のお客様が次の弘前から利用されることになっているので、勝手に座らないで欲しい。おそらくトラブルになる。こちらは責任が取れないから、やめてください」というようなことをハッキリ伝えられました。
さて、弘前に到着して、その向かい側の下段を利用する予定の客が乗ってきました。
客「何してるんですか、そこは私の場所ですよ。シーツとか浴衣がグチャグチャじゃないですか。車掌を呼んでください。早く、私がここで見張ってますから、早く!」って感じで案の定トラブル発生w
そして車掌さんが通りがかり…
勝手に座られた客はブチ切れ。
まだ、用意してあるシーツや浴衣をわきにどけておけば良かったものを、その上に先輩格のサラリーマンが座っていたらしく、それが何より許せない模様。そりゃそうだ。
サラリーマンのうち、後輩2人は困惑気味。
先輩格の方はやや酒が回っていたらしく、悪びれる様子もなく、「なんでそんなに怒ってるんですか…ほら、退きますからいいでしょ」って感じ。
客は「そういう問題じゃない!」とさらにヒートアップ。
仕方ないので車掌さんが被害者の客に別の空き寝台を用意することで決着。
その客が居なくなったとたん、先輩格のサラリーマンは「なんであんなにキレとんねん、ワケ分からんし」とアホ丸出しの発言。
そんなこんなで、馬鹿なDQN酒飲みのせいで雰囲気がちょっと悪くなった車内でしたとさ。
ちなみに、寝台は一般的な特急などの指定席と違って、一度の運行で利用する客は一人と決まっています。
A駅→B駅→C駅→D駅と走る寝台列車があったとして、A駅からB駅まで1番の寝台をMさんが利用した場合は、後から乗ってきたNさんが1番寝台をC駅からD駅まで使うということは不可能です。
(一部、朝になって降りた客が居た寝台のシーツ等を片付けて、立席特急券で利用できる自由席車として運行するケースはありますがね。詳しくは
昨年夏のその2参照。)
だから、寝台が空いてるからといって勝手に座ったり、ましてや寝転んだりしてはいけません。
このあたり、場所が空くと次の客が乗る可能性のある指定席車や自由席車とはきまりが違う乗り物なのです。
でも、そもそも社会の常識を意識して行動すればこんなトラブル起きないはずなんですけどねぇ…
つづく
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