
京都 8:36発 スーパーくろしお3号 串本行き
もともとは183・485系のような電気釜スタイルの先頭車を、パノラマグリーン車に改造した車両。

いつみてもこの車両はヘッドライト周りが汚れている気がしてたんですが、よーく見てみたらヒンジやネジの頭が見えてる。
改造車だからか、ヘッドライトケースは外側からしか触れないようになってるんですね。
おそらく、開ける必要がある場合は塗装を剥いで、また塗りなおしてるのかなと。

去年の自分よ、駅の電光掲示板を撮るよりも、「串本行き」の側面幕を撮っておくべきたっだのではないか…?

今のようにガチガチの安全基準が無い時代の車両なので、乗務員室と客室を隔てるのはガラス一枚です。視界良好!
停車時間中はホームから子供や大人がシャッター切りまくり。フラッシュはダメだよ…

グリーン車のシートはこちら。100系新幹線のグリーン車から転用されたものらしいです。
贅沢な時代の品だけあって、ホールド感がよく、肉厚で座り心地もかなり良い。
列車は京都駅を発車したあと、途中で貨物列車や関空特急はるかが走る貨物線に入り、本線を走るほかの列車に対して右側通行のような格好になります。
新大阪を出た後は、天王寺に停車します。途中、西九条を通過する際にかなりスピードを落としますが、ホームから一斉に注目されるので変な気分。
乗れたことがよほど嬉しくて舞い上がっていたのか、走行中の写真がほとんどありません…

和歌山を出たあたりの海の様子。線路は海岸線ギリギリを走ります。
このあたりから線路はジグザグの海岸線に沿って急カーブが連続するようになりますが、381系は自然振り子制御によって、二輪車のようにカーブに対して内側に倒れながら遠心力に抗って高速で駆け抜けます。
ちなみに、後継の283系は制御付き自然振り子式、さらに増備される287系にいたっては振り子制御なしとなるので、2012年現在「自然振り子式」の車両に乗れるのは381系を使用する一部の「くろしお」と、伯備線の「やくも」のみになっています。

走行中の写真は、スマフォで撮影していたコレ一枚のみ。和歌山と御坊の中間あたり。
半径の大きいカーブなので、振り子が働いてる様子は伝わりませんね…

車内販売がやってきたのでコーヒー注文。
近頃はコストカットのためか、車内販売の無い特急列車も多いので、無くなる前に。

まもなく白浜に到着するといったあたり。
連日の雨の影響か海水がやや茶色いですが、内陸部の人間には新鮮で清々しい景色です。

白浜 11:20着
駅員さん総出の歓迎ムード、ホームに降りたつ乗客もワイワイ。さすがのリゾート地ですねぇ。
この日は増結運転だったようで、この駅で後ろ3両を切り離し。

何故か、切り離した後の最後尾車のヘッドマークが「やまとじライナー」でした…w
381系は大和路線の通勤ライナーとしても使われるので、こういう幕が入ってるのですが、切り替え忘れていたのか、はたまたわざとなのか。。

ここでお留守番になる後ろ3両の増結編成。
381系には貫通型車両(通り抜けできる先頭車)が無いので、増結・分割を行うような運用の場合、少々不恰好ですがブツ切りの編成をくっ付くけるのです。
△…先頭車 ◇…中間車とすると、△◇◇+△◇◇◇◇△のような形になります。
当然、繋ぎあわせている◇+△の部分は通り抜けできません。
そういう反省点もあってか、増備される287系は貫通型車両を採用しています。
駅前には明光バスの観光案内所があって、観光客を一手に引き受けて捌いています。
白浜地域のほとんどの観光地へアクセスしている路線なので、三段壁洞窟への移動は明光バスを利用します。
ごった返す窓口でフリーきっぷにあたる、白浜YOU遊パスポート1日券(1,000円)と三段壁洞窟の入場券(1,200円)を購入。
もしかしたら、セット購入だったから、入場券の方は200円引きだったかも…
ちょうど三段壁行きのバスがやってきたので乗り込みました。
その3へ続く
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