
草津のあたり。大学の最寄駅が近づいてきて、頭が旅行気分から一転、現実に戻されます。


223系電車と並走して瀬田川を渡ります。向こうは月曜早朝の通勤列車。こちらは寝台でごろごろ。
大津に停車して、次はいよいよ京都。身支度を済ませてデッキへ。
デッキまわりの写真を何枚か撮影。

くずもの入れ。

扉開閉スイッチ。

灰皿。JNRマークが入っているので、国鉄時代からのものでしょう。


6:16京都帰着。
露出のダイヤルを触ってしまったらしく、最後の最後で白飛びさせてしまったのが悲しい…
自分たちも含め、京都でかなりの人が降りました。
ギリギリまで寝ていたらしく、シャツに着替えながら慌ただしく駆け降りてくる人もw
そんなこんなで、一泊三日の鉄道旅行はこれにて終了。
乗り鉄を名乗ってはいますが、これだけ長時間のものは初めてでした。
きっぷの買い方や、寝台の利用法など、覚えることもたくさんでしたが、とても貴重な体験ができたと思います。
この時、自分は寝台列車の乗り足りなさを感じていました。
近いうちに必ずもう一度、日本海・きたぐにに乗るぞと決めたのですが、その話はまたの機会に。
2012年7月現在、日本海・きたぐにともに臨時列車化され、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始(予定)のみ運行になってしまいました。
さらに、ダイヤも改悪され、日本海号は夕方出発の朝到着から、深夜出発の昼到着となり、朝から観光地へ移動して時間を有効的に使うような利用ができなくなってしまい、寝台列車としての価値が下がりました。
JRは遅かれ早かれ廃止するつもりで、意図的にこのような処置をしたのだと思います。どうしても乗りたいという方は、今年がラストチャンスだと思われます。
日本海・きたぐにの廃止が発表された直後、ラストチャンスを求めて大勢の人がきっぷを買い求めましたが、しばらくして臨時列車化が発表されると、安堵して先送りにした人も居たようです。
そういった「いつか乗れればいいや」という利用客の態度も、寝台列車に限らず、多くの廃止された列車に追い打ちをかけているのだと思います。
現時点で、JR西日本にトワイライトエクスプレス、JR東日本に北斗星・カシオペア・あけぼのと4つの寝台列車がありますが、いずれも北陸新幹線および北海道新幹線開通後の見通しが立っておらず、いい機会だからと廃止される可能性もあります。
新型客車を使用するカシオペアはともかく、残りの3つに関しては、使用される客車が老朽化していて、前倒しで廃止される可能性も高いです。
JR東日本が寝台列車用にEF510電気機関車を新製しましたが、あれも寝台列車の延命のためだけではなく、JR東日本とJR貨物が分担して運行している貨物列車で、JR貨物が使用しているEF510と仕様を合わせるためではないかとも言われています。
というわけで、興味がある人は、今すぐ乗った方がいいです。
支出等
※編集中※
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